【灰原の秘密に迫る影】ネタバレありハラハラする展開&組織も絡んでくるオススメ回!しかし矛盾点も

 

今回おすすめしたい名探偵コナンの

【灰原の秘密に迫る影】編。

 

これは自分としてはとてもスリリングでリアルでおもしろいストーリーに仕上がっていて、おすすめできる回ですが、

何度も見てるうちになんか違和感を感じてしまったのでそれを解明してみました。

 

ネタバレありです。

 

【灰原の秘密に迫る影】ハラハラする展開&組織も絡んでくるオススメ回!しかし矛盾点も

 

 

まずお約束のキャンプへ出かける少年探偵団。

山奥で灰原・歩美・光彦・元太が

森の中で

女性の遺体を埋めようとしている犯人を目撃してしまう。

 

 

いきなりのショッキングな展開と、現実でも起こりそうな出来事に

「自分だったらどうするか?」

と考えながら見入ってしまう。

 

 

灰原の「逃げて!」

という一言に、こちらまで一気に死の恐怖が押し寄せる。

 

 

てゆーか犯人が黒い奴の時の恐怖感。

 

 

 

 

ケータイで助けを求めるもコナンのケータイは電池切れ

コナン電池切れ率高すぎ。

 

 

警察に電話した灰原。

遺体の場所と、

犯人に追われていることを伝え、自分たちは何とか山小屋に隠れる。

 

 

 

山小屋にかくれたものの、

犯人に見つかり逆に外からカギをかけられ火をつけられてしまう。

窓は釘で打ちつけられ、脱出できる場所はドアしかない。

 

 

 

自分が閉じ込められたらかなりのパニックになりそう・・・。

想像するだけで恐怖・・・

そんなハラハラドキドキを疑似体験しているようなリアル感がおもしろいこの回だが、

反面、コナンたち登場人物の動きに違和感を感じる場面も。

 

 

 

灰原はコナンが犯人を見つけ出して助けに来てくれると信じるが、

なぜかこの回のコナンは洞察力や判断力がにぶい。

 

 

警察が遺体を見つけている現場にかけつけたコナン。

灰原たちが犯人に追われていることが分かったにもかかわらず、

その場でのんきに推理をはじめる。

 

 

いつものコナンだったら

これが緊急事態であることはすぐに分かるはず。

推理よりもまず犯人に追われている灰原たちを探すことが先決。

というかコナンじゃなくても分かるw

 

 

 

なのに灰原たちがいなくなって二時間たっても遺体のそばで推理中。

普通に考えてこの遺体を発見した場所から灰原たち子供が逃げられる範囲なんてそんなに遠くない。

警察と協力して捜索範囲を絞って探せば見つかる可能性は高いのに。

 

 

森だから下手に探すと迷ってしまうとかそんな理由もあったかもしれないが、

二時間もゆっくり推理してる状況じゃないだろ。

 

 

しかも肝心の探偵バッチはこんな時いつもテントのカバンの中。

いやつけとけよ。

毎日つけとけ。

なんでいつも外してる率高いんだよ。

 

 

 

話を戻して、

犯人と思われる怪しい人物を3人発見した警察。

またもやのんきに尋問を始める。

 

 

その間に捜索隊が周辺を探し回っていたとして、

燃えてる山小屋なんてすぐ見つかるだろ。

コナンたちがいるところから煙も見えてるし。

 

 

「キャンプファイヤーする若者ばっかりで・・・」

と絶妙なタイミングで余計な事言う山村警部。

 

 

それに納得してしまうコナンと世良。

 

 

 

いや、最悪の事態想像できるでしょ。

推理してる暇あったらしらみつぶしに探して。

 

 

 

 

しかもこれだけ時間をかけて分かった、コナンが犯人を突き止めた理由。

殺された女性が「うさぎの形の影絵」のポーズをしてたから。

ってそんなんで分かるか~いっ!!

 

 

この影を作るために二時間かけて影ができる夜までひっぱった感・・・

ドヤ顔でうさぎ作ってる時間ないわ。

 

 

 

やっと燃えている山小屋を発見した警察。

「手が付けられないほど燃えていて・・・」

 

 

「まさか・・・山小屋に閉じ込めて火を・・・」

とやっと気づくコナン。

いや、もっと早く気づけ。

 

 

子供らかわいそすぎ。

 

 

 

現場に到着し、必死で子供たちを助けようとするコナン。

無情にも崩れていく山小屋。

 

 

この時のコナンの絶望フェイスはなかなか見られないのでけっこう印象的でした。

自分のせいで助けられなかった子供たち。

 

 

いつもならギリギリの展開で華麗に助けるヒーローコナンの

「助けられなかった絶望」

読者としてもリアルに感じられて感情移入はできました。

 

 

今回は灰原が予備の「アポトキシン4869」の解毒薬を飲み、

小屋にあった凶器の斧でカギをぶち破り生還できたから良かったものの、

これでほんとにみんな死んでたら立ち直れない状況。

 

 

完全にコナンの判断ミスで見ていて違和感を覚えました。

 

 

 

なぜコナンはへっぽこだったのか?

 

なぜ今回、コナンはこのようなへっぽこ探偵ぶりをかましてしまったのか?

それは次のストーリーにつながる伏線を描きたかったからである。

 

 

「漆黒の特急/ミステリートレイン編」

この回で灰原は組織のジン、ウォッカ、ベルモット、バーボンたちに完全包囲され、

死を覚悟するほど追い詰められることになる。

 

 

そしてその列車に乗ることが組織にばれてしまった原因。

それがこのへっぽこコナンの回なのである。

 

 

 

この回の冒頭でミステリートレインに乗ることができるベルツリー急行のパスリングを子供たちが配っているシーンが出てくる。

このリングをはめて写真を撮って楽しんだ灰原と少年探偵団。

そのまま事件に巻き込まれ、灰原はそのリングをつけたまま解毒薬を飲み、元の姿にもどった。

 

 

 

ここで疑問なのが子供の姿でぴったりはまったリングがもとの大人の体にもどった灰原の指には明らかにキツクてへたしたら指がちぎれるほど締め付けられることを想像してしまうがそこは漫画なので華麗にスルー。

 

 

 

そして大きくなり子供たちを山小屋から脱出させ命を救った灰原。

その姿をこっそりケータイのムービーで撮影する光彦。

 

 

そのムービーを毛利探偵事務所のパソコンに送信する光彦。

助けてくれた女性が誰か小五郎に調べてもらうため、とのことだったが、

そのムービーを盗み見する人物が。

 

 

 

 

それは喫茶ポアロでバイトする安室透。

事前にさりげなく聞き出しておいた毛利探偵のパスワードで簡単に写真を盗み見て、

大きくなった灰原の姿と指につけたパスリングを見て、

ベルツリー急行に乗ることを知る。

 

 

 

そしてシェリーを発見したことをベルモットに報告。

ベルモットはジンやウォッカにも事実を報告。

 

 

報告内容は

「シェリーが群馬の山奥に隠れ住んでいた」www

「ベルツリー急行で逃げるつもり」www

 

 

 

事実を知ってるこっちからすると

またもや騙されるジンの兄貴が不憫になるところだが、

なぜここまでベルモットが組織の仲間に事実を話さないのかはいまだ謎。

 

 

整理すると、

・シェリーを発見した安室透は灰原=シェリーとは気づいていない。

 

・ジンはベルモットに騙されシェリーが群馬在住と確信w

 

・ベルモットはとっくの昔に灰原=シェリーと気づいているが、

理由があり組織の仲間には幼児化の事実は隠している。

コナンとの賭けの約束を守り、シェリーには手を出さないでいるが、

シェリーを生かしてはおけない理由がある。

そのため安室透にシェリーを始末するように誘導。

ジンにも告げ口。

自分の手を汚さずシェリーを始末するシナリオを考えた。

 

 

 

ということで、

遠回りしましたが

私が言いたいことは、

 

「今回コナンがへっぽこすぎる理由」

それはなぜか?

 

つまり、

今回の話でシェリーの姿を組織に確認させ、

ベルツリー急行に行くことを推理させ、

見せ場であるミステリートレイン編で灰原をめぐる組織との攻防を描くための伏線。

 

 

そう、

作者の狙いはそこ。

 

 

だから今回はコナンがいつもの名推理で華麗に子供たちを助けてしまっては

灰原が窮地に立たされ「元の姿に戻る」展開にはできない。

 

 

そのためコナンは子供たちを助けにもいかず、

山村刑事とのんきに犯人とくっちゃべっていたわけです。

 

そのためいつものコナンとの違和感が生まれちゃったんですね。

 

 

 

この違和感はほかの回でもたびたび見かけますが、

物語の都合上そうせざるを得ない展開だったのでしょう。

そこは漫画だからしゃーないか。

といった感じで割り切ってますけど。

 

 

コナンファンだからこそ、

ん?いつものコナンだったらここでこうしてるよな・・・?

 

 

とこっちもキャラクターの細かな性格にまで洞察力を研ぎ澄ましてしまうわけです。

 

 

 

ということで色々文句のようなことも言ってしまいましたが、

それを払しょくするほど今回のストーリーは展開的におもしろい話だったと思います。

 

 

自分が遭遇してしまったら・・・

犯人に追いかけられたら・・・

閉じ込められてしまったら・・・

 

 

と、感情移入してリアルに見られたことと、

冒頭の伏線もたくさん張り巡らされていて、

次につながる展開もあり、

 

存分に楽しめる内容でした。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、

最後にひとつ言わせてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

犯人が恋人を誤って殺してしまい、

殺された彼女は「うさぎの影絵」の形を手で作ったまま死んでいった。

コナン

「彼女は最後に抱いていたかったのかもしれないな・・・

最愛の人の名前である、うさぎを・・・」

 

 

 

このエピソード、いる?

 

 

 

 

間違って殺されて、

死ぬ間際に、

どれだけ好きな相手でも、

好きな人の暗号を胸に抱いて死ぬなんて、

私だったらしないけど。

 

たとえ好きな人の名前が「ウサギ」でも、

うさぎの影絵つくらないけどwww

 

もし好きな人が「一男」さんとかでも、

指で1とOを作って「かずお」さんとかしませんけど。

死ぬ間際に。

 

 

私が汚れてたらすみません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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