今回の
「ジョディの追憶とお花見の罠」(コミック80、81巻)
は一言で言うと面白い!!
以下ネタバレありです。
ジョディの追憶とお花見の罠でのベルモットとバーボン(安室透)の変装がスゴイ!
まさかの花見に参加していた一般客の夫婦がベルモットとバーボンの変装だった!
ベルモットがジョディに仕掛けた盗聴器を抜き取る瞬間は鳥肌ものでした!!!
この普段の何気ない風景の中に突然の組織の影が登場するときの恐ろしさとスリル!
これが名探偵コナンを見ているときの醍醐味のひとつでもあります。
弁崎に変装していたバーボン 声は?
弁崎の風邪をひいた設定のガラガラ声ってバーボンはどうやって出してたんだろ?
ベルモットみたいな変装の天才とかでない限り、声色を変えるのは難しいし、
わざと風邪声出すと普通はバレバレ。
もしかしてバーボンはこの日のために本当に風邪を引いてきたのか?w
普通の声だったら面識のあるコナンに安室透だとバレるしね。
なぜバーボンは弁崎に変装した??
花見客で偶然出会った弁崎という男。
あの銀行強盗事件の時、ジョディの目をガムテでふさいだ女性の夫だと言う。
人質になっている時、妻のすぐ隣にいたのでジョディを覚えていて声をかけてきた。
しかしそれは嘘で、この弁崎はバーボンの変装。
気になったのはなぜバーボンは弁崎に変装したのか?
普通に考えれば
銀行強盗の時に火傷の男(変装したバーボン)も偶然一緒に人質になっていたので、
その時にバーボンはジョディとペアになったガムテの女性の事を覚えていて居場所を調べ、
その夫である弁崎になりすまし、
赤井の事を調べるためにジョディに近づき声をかけた。
「あの時の火傷の男見かけました」
と言ってどんな反応するのか様子をうかがうため。
それはミステリートレイン編で赤井がもしかして生きているかも?
という疑問を調査するため。
弁崎に変装する意味はあったのか?
しかし、その後の展開で、
事件後に高木刑事が本物の弁崎を訪ねたところ、
独身で妻はいない、お花見のスリ事件のことも知らない
という事が発覚、
コナンがそれを聞いてベルモットとバーボンの変装だと気づく。
というシーンがある。
だったらなんでバーボンは実在する弁崎に成りすました?
ただ偶然を装ってジョディに声をかけて話を聞き出すだけなら実在しない相手でもよかったのでは?
あの銀行強盗の時に人質になっていて、火傷の男を覚えていて、最近見かけた、
ジョディの事も覚えていたので声をかけた。
でよくないか?
盗聴器を回収する作戦のため?
スリ事件が解決したあと、ベルモットが弁崎の妻、素江として登場。
つわりでよろけるふりをしてジョディの袖から盗聴器を抜き取る。
こわ。
これ見た時鳥肌立ったわ。
この展開はスリルあってすごくおもしろかった。
でも、
この抜き取った角度からして完全にコナンから丸見え。
コナンだったら気づくやろ。
よろけてみんな注目してるし。
それだけベルモットの動きが俊敏だったのでしょうか。
話を戻し、
弁崎に変装した理由は「夫婦」の設定にしてたから?
コナンとジョディがお花見に行くと知る
↓
2人の会話を聞き出すチャンス
↓
銀行強盗の時の火傷の男を見たと言い話を引き出す
↓
スキを見てバーボンが盗聴器を仕掛ける
↓
2人が火傷の男について話す会話を盗聴
↓
ジョディが帰る前に盗聴器を回収しなければならない
↓
妻に変装したベルモットが登場
↓
妊婦の設定にして、気分が悪くなりよろけた隙に盗聴器を回収
↓
気分が悪いと言ってすぐ退散
という流れの作戦を立てていたので、
夫婦という設定にして、コナンたちにもそう説明した。
妻が妊婦なら、
いつでも気分が突然悪くなったフリができる、
よろけてもたれかかれるので、盗聴器を自然に確実に回収できる。
でも、やっぱり実在する弁崎になる必要はなかったのでは?
なんかストーリー上、
最後に花見客の中に酔っ払いが寝ていて、そっくりに変装したバーボンが財布を返しに来て、
他の客が「双子・・・?」
と奇妙な雰囲気を演出して、
本物の弁崎がいたことを印象づけ、
後日、事情聴取に来た高木刑事が
弁崎は花見スリ事件を知らない、
独身で妻もいない、
という事実をコナンに知らせ、
コナンに「あれはバーボンとベルモットだったんじゃ・・・!!!」
と恐怖を与え、動揺させる、
という感じで、話がつながって物語がおもしろく進んでいくように、
ちょっと無理やりつなげた感じがしてならない。
いつ盗聴器をしかけたのか?
弁崎が
「火傷の男を2、3日前に見かけた」
と言って気を引き、
ジョディが弁崎の腕をつかんだ瞬間。
アニメで見返すと、ちゃんと指が動いて盗聴器を入れている!
コナンの目線からは思いっきり見えるけど、
洞察力の鋭いコナンにも見えなかったのか?
一瞬の出来事と、「火傷の男発言」で動揺していたこともあり気づかなかった。
という事にしておこう。
口を滑らしすぎるジョディ先生
気になったのはジョディ先生。
弁崎に火傷の男を見かけたのは
「もしかして缶コーヒーの自販機の前じゃなかった?」
「ええ、彼らが今にも病院を襲撃してくるんじゃないかって、あの時も・・・」
襲撃とか一般人の前で言わないでしょww
わざわざ赤井秀一のことを思い出して話しまくるのがわざとらしい。
これをきっかけにバーボンが赤井のトリックに気づく・・・って
そんな都合よく自爆しないでほしい。
無理やり感ありすぎ。
しかも弁崎のいる前で、
秀(シュウ)はあの時もコーヒー飲んでたな・・・
あの時コーヒーを落として・・・
とか、
関係ないことまで口に出して話すところが無能のFBIにしか見えない。
シュウのこと引きずって冷静さを失ってる状況で、
その気持ちは分かるけど、
バレたらまずい作戦のトリック(コーヒー落としたこととか)を軽々しくしゃべったらダメでしょ。
ジョディ先生は作戦のことは知らないけど。
ヒントになることわざわざ言わないで。
さらに突然、
「そういえばコナン君が組織のスパイを割り出すためにわざとケータイを落としたよね」
とか、言い出すジョディ。
もうそれわざと言ってるでしょww
むしろあんたがスパイでしょ
そういうストーリーに作者が持っていこうとしてる感じが見え見えというか・・・。
タイミングよく敵に自白しちゃうパターン、
コナンあるある。
灰原がベルモットに反応しなかったのはなぜ?
ベルモットが妊婦の素江に変装してコナンたちのところに着た時、
灰原センサーは無反応。
なぜ?
後日コナンが灰原に
最近組織のにおいを感じなかったか?と聞いた時、
「最近は気を張っていなかった。
彼らは私が死んだと思っていたから」
との返答。
気を張ってないと感じないって設定なのね?
けっこう都合がいいな。
バーボンの時も無反応だったし。
バーボンが収穫した「意外な裏話」とは?
おそらく盗聴器を回収するまでに聞いたジョディとコナンの会話、
コナンが組織のスパイを割り出すためにFBIと協力していたこと、
他にはスリ事件を博士の声を使ってコナンが推理したことを見抜いた、
このへんが「意外な裏話」で、
安室透はコナンがただの子供ではない事に感づいており、強く興味を持っている。
いや、それより
何で弁崎に変装したのか教えてくれ。
なぜコナンはつわりの違和感に気づかない?
そして
灰原「つわりって妊娠初期にみられる症状よね?」
コナン「ああ、あの大きさだと妊娠6ヶ月にはなってると思うけど・・・」
コナン「まあ、他の原因の吐き気ってこともあるしな」
いや、いつものコナンだったらそのちょっとの違和感でピンとくるでしょ?
なぜ?
妊娠に疎いという設定としても、大きさで妊娠6ヶ月って分かるなら他にも妊婦の知識あるはずでしょ。
スリのおばさんが弁崎を見て一瞬驚いたことを疑うなら、ここでも疑ってくれ。
と、まあ色々納得のいかない点も多々ありましたが、
日常の中の突然の組織の登場で意表をつかれる面白い回だったことは確か!
自分の中で何度も見たいオススメ回です!
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