History of Baccarat | Origin to Origin – Today’s Baccarat

バカラの歴史 Games

バカラのゲームがブラックジャックやポーカーと並ぶほど人気のゲームになったのは2000年代に入ってからです。しかし、バカラは実に500年以上の歴史を持っており、昔から遊ばれています。約500年の年月のなかでバカラには様々な種類が増えました。バカラはただのカジノゲームではなく、歴史のなかで出来上がった「お遊び」なのです。以下ではバカラが国を超えて幅広い人たちに広まるまでの話を紹介します。

 

バカラという名前の由来

バカラはイタリア語で「ゼロ」、つまり破産を意味する言葉から来ていると言われています。バカラは高額を賭けられるため、人を破産させられるほどの力を持つゲームです。そういった意味も名前に含められていると考えられます。

 

また「10」「J」「Q」「K」がゲーム内で「0」としてカウントされることからも名前の由来は来ているでしょう。

 

ただし、バカラの起源がはっきりしていないため、詳しくは明らかになっていません。

 

バカラの起源

バカラの起源は、イタリアです。ただし、バカラがどこから来たのかは未だに分かっていません。中国の牌九(バイガオ)やローマのサイコロ占い、イタリアのタロット占いなど、その噂は幅広いです。

 

中国の牌九は、バカラと同じように9が一番強い数字として使用されています。古代ローマのサイコロ占いでも、9面体のサイコロを振り、8または9が出るとよいことが起きるとされていました。

 

ただしバカラというゲームとして広まったのは、14世紀のこと。イタリア人のFelix Falguiereがゲームを開発します。今のバカラとは違い、4人ディーラーがおり、この4人みんながバンカーになれるだけでなく、賭け条件をプレイヤー同士で言い渡すことも可能でした。このようにバカラは14世紀にて、貴族やお金持ちが楽しむゲームとなったわけです。

 

ヨーロッパとイギリスで人気となる

バカラはイタリアからフランスへと渡り、「Chemin De Fer(シェマンドフェール)」というゲーム名で親しまれました。フランスでも貴族や裕福な人たちの間で遊ぶゲームでしたが、イギリスに渡ってからバカラは皆が遊べるゲームとして親しまれます。それによりバカラの認知度も広まりました。

ヨーロッパからアメリカへ

アメリカには1871年に「ニューヨーク・タイムズ誌」にてバカラが遊ばれていることが確認されています。さらに19世紀には正式にカードゲームとしてカジノデビューしました。「シェマンドフェール」だけではなく、1959年には「プントバンコ」というバカラも流行ります。バカラはギャンブルゲームとしてプレイヤーから注目を集めるようになりました。

 

多種多様なバカラ

長い年月をかけて世界各地で遊ばれるバカラは、その変化の都度ゲームの種類が増えています。フランスで広まった「シェマンドフェール」やイタリア発祥の「プントバンコ」、もっと気軽に遊べるようアメリカで開発された「ミニバカラ」など様々です。また令和のオンラインカジノではスピードバカラというゲーム終了速度の速いゲームも出ています。一言で「バカラ」といっても様々な遊び方やルールがあるのもひとつの魅力です。

 

現在のバカラ

現在のバカラは陸地のカジノだけでなく、オンラインでも人気のあるゲームとなりました。以前はブラックジャックやポーカーのほうが遊ばれていましたが、今では2つのゲームに並ぶほどの人気を誇ります。

 

また、昔は貴族や富裕層が遊ぶゲームとして親しまれていましたが、現在(2022年)では、どんな人でも簡単に遊べるゲームとなりました。この先もバカラは「カジノの王様」として親しまれていくでしょう。

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