「J-Tok」として親しまれている日本のTikTokでは、かわいさ、美的センス、ストーリーテリングが独自の進化を遂げています。2025年には、日常の一瞬をバズらせるような、クリエイティブなコンテンツが続々と誕生しました。
日本のネットカルチャーの動向を日々チェックしている人なら、net-entame.com のような情報サイトで「今何が流行っているのか」をすぐにキャッチできるはず。今年は、その中でも特に注目を集めた5つのトレンドをご紹介します。
1. 「シンデレラステップ」ダンスチャレンジ
J-POPの新曲『シンデレラステップ』から生まれたダンストレンド。おとぎ話風の振り付け（くるりと回ってガラスの靴を履くジェスチャーなど）が話題となり、アイドルやインフルエンサーがこぞって挑戦。淡いパステル系フィルターも人気に拍車をかけました。
バズった理由：
- シンプルで真似しやすい振り付け
- 制服やお揃いの衣装で踊る映え演出
- トレンドの音源とビジュアルの相性が抜群
2. 「ガチやばい」スラング劇場
「ガチやばい」という言葉は、「本気でヤバい」「マジで凄い」といった意味で、高校生の間で自然に使われていたスラング。それをTikTokでネタ化したショートスキットが大流行。学校生活、告白、テスト結果など、どんな日常でも“ガチやば”に仕立て上げて笑いを取る流れが定着しました。
バズった理由：
- 若者のリアルな言葉遣い
- 誰でも共感できるテーマ
- 誇張したリアクションが笑える
3. コンビニおやつ食レポチャレンジ
ローソン、セブン、ファミマなどのコンビニ限定スイーツやスナックを食べてリアクションする動画が大人気。スローモーションで食べたり、個性的なフィルターで「辛さレベル」「甘さメーター」を表示するユニークな演出が目立ちました。
バズった理由：
- 誰もが身近に楽しめる食ネタ
- コンビニ文化が生活の一部
- 自然体のリアクションに親近感
4. 「フェアリーガール」フィルターと癒し系Vlog
顔立ちがふんわりと柔らかくなり、パステルのキラキラエフェクトと優しいBGM（ハープやピアノ）が流れるこのフィルターは、「ゆるかわ系」や「美少女変身」動画で一大トレンドに。
バズった理由：
- 日本らしい“かわいい文化”との親和性
- Vlog・勉強・カフェなど日常の記録に最適
- フィルターで雰囲気の統一感が出る
5. 「好きな人にLINE送ってみた」リアクション系トレンド
好きな人や気になる相手に、あえて大胆なLINEを送ってその返信を待つ、ドキドキ感満載のチャレンジが日本でも流行。メッセージの内容はポエム風だったり、ストレートな告白だったり様々。返事のスクショを投稿して展開を共有するスタイルも話題に。
バズった理由：
- 素直な感情表現が共感を呼ぶ
- 恋愛に奥手な若者でも楽しめる
- コメント欄で“予想大会”が盛り上がる
なぜこれらのトレンドがバズったのか？
どのトレンドも、ただの一発ネタではありません。実は、今の日本の若者文化や日常生活に深く根ざしています。
「シンデレラステップ」のようなダンスは、アイドル文化の影響が大きく、みんなで踊れる一体感が人気。「ガチやばい」は、学校や友達同士のやりとりでリアルに使われていた言葉がTikTokでもネタになりやすいという流れです。
また、コンビニスイーツや「フェアリーガール」フィルターのように、“映える”けど親しみやすいコンテンツが好まれる傾向も見られます。恋愛系のトレンドは、面と向かって言えないことをネット上でちょっとだけ大胆に表現できる場として、TikTokが受け入れられている証拠かもしれません。
まとめ
2025年のTikTokは、ただ流行るだけでなく、文化的な“今”を映し出す鏡のような存在となっています。今回ご紹介した5つのトレンドは、すべて日本の若者たちがリアルに感じていること、楽しんでいること、共有したいと思っていることから自然と生まれたものばかり。
次にバズるトレンドも、あなたのすぐそばにあるかもしれません。これからのJ-Tokにも、引き続き注目していきましょう。
