韓国語を学ぶ日本人がよく犯す10の間違い

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本人にとって、韓国語はどこか親しみやすい言語です。文法構造や敬語表現、そして漢字に由来する語彙など、多くの共通点があるからです。そのため、「韓国語は学びやすい」と感じる学習者も少なくありません。

しかし、似ているからこそ陥りやすい落とし穴も存在します。韓国語学習において日本語が影響を及ぼす部分や、文化的な思い込みからくる誤解が、意外と多くのミスを引き起こすのです。

韓国語を独学で学んでいる方には、mor1co.com/ のような、日本人学習者向けに丁寧に解説されたブログがおすすめです。ここでは、よくある10の間違いとその解決法をご紹介します。

1. 似た単語を「同じ意味」と思い込む

韓国語と日本語には、漢字由来の似た単語が多くあります。見た目や音が似ているため、つい「意味も使い方も同じ」と思ってしまいがちです。

例:

  • 韓国語:약속(約束)

  • 日本語:約束(やくそく)

日本語では「約束」は基本的に人との約束に使いますが、韓国語の「약속」は「予定」「アポイントメント」としてもよく使われます。

対策: 類似語でも、実際の使われ方は必ず確認するクセをつけましょう。ネイティブの使用例をチェックすることが大切です。

2. 「합니다」などのフォーマル表現ばかり使う

日本語で敬語を多用する文化があるため、韓国語でも「합니다体(フォーマル丁寧)」を使い続ける人が多いです。しかし、韓国語ではシチュエーションによって適切な話し方を選ぶのが自然です。

例:

  • 友人や同年代には「해요体」

  • 年上やフォーマルな場面では「합니다体」

  • 仲の良い相手や年下には「반말(タメ口)」もOK

ポイント: 話す相手や状況に応じた話し方を意識しましょう。ドラマやバラエティを見ると自然な使い分けが学べます。

3. 日本語から直訳してしまう

韓国語の語順が日本語と似ているため、つい日本語をそのまま訳してしまう学習者が多いですが、それが不自然な韓国語につながります。

例:

  • 日本語:頑張ってください

  • 韓国語:힘내세요 / 파이팅!(直訳ではなく自然な表現)

アドバイス: 韓国語は「別の言語」であると割り切り、表現やフレーズをそのまま覚える方が効果的です。

4. 助詞の使い分けに悩む

日本語にも「は/が」「を/に」といった助詞がありますが、韓国語の「은/는」「이/가」はニュアンスの違いがより複雑です。

例:

  • 잘하는 사람 민수예요(上手な人はミンスです)

  • 잘하는 사람 민수예요(上手な人=ミンス、他と比較なし)

コツ: 主語・話題・対比など、文脈で使い分けを練習しましょう。

 

5. 母音の聞き分けが難しい

韓国語の母音は10種類以上あり、日本語の「5つの母音」しか使わない学習者には違いが聞き取りにくいことがあります。

例:

  • 배(ペ)= 船、梨、お腹

  • 베(ベ)= 切る

対策: リスニング練習で耳を鍛えることが効果的です。ネイティブの発音を繰り返し聞くことで感覚を養えます。

 

6. 敬語(존댓말)を使うタイミングを誤る

日本の敬語感覚で韓国語を話すと、微妙にズレてしまうことがあります。韓国では「年齢」が特に重視されるため、ちょっとした年齢差でも丁寧語を使うのが基本です。

注意点:

  • 友達になってもすぐにタメ口(반말)にしない

  • 初対面や年上には常に丁寧な言葉遣いを

アドバイス: 年齢・関係性を意識して、最初は丁寧語を使い、様子を見ながら距離を縮めましょう。

7. 「수고했어요」と「고생했어요」を混同する

日本語の「お疲れ様でした」は、韓国語では状況に応じて異なる表現になります。

  • 수고했어요:よく頑張りました(努力を労う)

  • 고생했어요:大変でしたね(苦労を労う)

ポイント: 相手が「頑張った」か「大変だった」かで使い分けましょう。

8. 漢字語に偏った語彙を使いすぎる

韓国語には「漢字語」と「固有語(ネイティブ語彙)」があり、日常会話では後者の方が頻繁に使われます。

例:

  • 식사(食事/漢字語)→フォーマル

  • 밥(ごはん/固有語)→日常会話向け

ヒント: 学習時はバランスよく両方の語彙を覚えましょう。

9. 韓国語の文章を必要以上に複雑にする

日本語に慣れていると、主語や目的語を常に入れたくなりますが、韓国語では「省略」が自然です。

例:

  • 한국에 가요.(韓国に行きます)← 主語が省略されてもOK

練習法: ネイティブの会話を聞いて、文の省略やリズムに慣れましょう。

10. 文化的背景を見落としてしまう

言語は文化と切り離せません。日本の常識がそのまま韓国に通用するとは限りません。

例:

  • 日本:深くお辞儀をする

  • 韓国:軽い会釈と「감사합니다(カムサハムニダ)」で十分

対策: 言葉だけでなく、マナーや価値観も学ぶことで、より自然な韓国語が身につきます。

まとめ

日本人にとって韓国語は学びやすい言語である一方で、独自のルールや文化的背景に注意が必要です。「似ているからこそ間違えやすい」ポイントを押さえ、自分の弱点を早めに認識することが、上達のカギになります。

焦らず、楽しく、継続することが何より大切です。独学でもしっかり学べる今の時代、自分に合った学習スタイルを見つけて、韓国語の世界をもっと広げていきましょう。

 

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