今回は服部平次のカッコよさ、探偵としての熱い信念が
垣間見えた、探偵甲子園の回をネタバレありで
感想を書いていきたいと思います!
服部平次好きならさらにもう一段階、
深いところで彼の素晴らしさを感じられる超おすすめ回です!
しかもこの探偵甲子園の回は、
事件の細かい伏線などが物語の中に随所に散りばめられていて、
最後に伏線を回収する時の面白さが個人的にかなりお気に入りです!
ではネタバレありの伏線回収と感想、
服部平次の素晴らしさを語っていきたいと思います!
服部平次の探偵としての熱い信念!探偵甲子園の回、伏線回収&ストーリーが面白い!
全国から有能な高校生探偵を集め推理勝負する、
探偵甲子園というテレビ番組に参加したコナンと服部。
無人島にてその番組の収録をするために
テレビ局のディレクターと港で待ち合わせます。
そして2人はこのディレクターと出会って早々、
彼が偽者だと感づいてしまうのです。
怪しさを感じつつも船に乗り込み無人島へ向かったコナンと平次。
付き添いの蘭や和葉、小五郎は島へは行かず、
港近くのホテルに案内される。
しかし蘭たちがホテルに着くと、部屋など予約されておらず、
探偵甲子園という番組も、
日売テレビのディレクターも存在しないという。
いったいどういう事なのか?
そしてその不可解さに一瞬で気がついた服部平次は、
和葉にいざという時のためあるヒントを残し船に乗り込む。
そして島についた服部は、
東の名探偵、工藤新一が不在ならコナンを東の代表にと
代役を提案するが、
東の代表はもうすでに到着しているという。
一瞬、工藤新一!?と思わせる展開に、
またニクイ演出を挟んできたな、と思いながら、
その正体は怪盗キッドのライバル役でもある
白馬探。
(コミックス30巻にも登場)
この、別漫画のキャラクターが登場する
パラレル的な演出も、ものすごく好きなのですが、
このシーンのMVPは
白馬探がばあやにディナーのキャンセルと
埋め合わせまで約束するという
割と義理堅い性格が垣間見えた点だろう。
ちなみにいつもカジュアルな私服のコナンが
初期の頃のトレードマーク、
ブレザーと蝶ネクタイを着ているのは
探偵甲子園というテレビで
高校生っぽい服装というオファーがあった為、
学生服を着る平次たちに合わせて
コナンも正装っぽい服装に
あえてしている感じが
またまた青山先生のニクイ演出。
実はコナンも探偵甲子園に
出る気満々だったのか・・・?
そして冒頭の、
テレビ局のディレクターが偽者だと平次たちが分かった理由。
それは偽ディレクターが着ていたテレビ局のスタッフジャンパーの、
キャラクターの目の渦巻きが逆だったから。
本物は時計回りにグルグル回っているとのことです。
沖野ヨーコちゃんと電話で話しているシーンにも
しっかり本物のロゴデザインが描かれているし、
このコミックスの前巻(53巻)にも怪盗キッドとの
対決回でスタッフジャンパーを着ている人がいるし、
ちゃんと伏線が入っているのはさすが。
偽ディレクターが部屋から出てこないことに気づき、
彼の部屋を訪れる一同。
しかしノブに血がついている事に気づいた探偵たちは、
それぞれの推理合戦を繰り広げていく。
結局これは演出で偽ディレクター槌尾は無事だったが、
その後、北の探偵として呼ばれた時津(ときつ)が
本当に殺害されてしまう。
そんな中、
ドアや窓ををぶち破った服部の行動を、
現場を荒らし、証拠が消えてしまうなどの
理由から白馬たちは痛烈に批判する。
このコナンの言葉の真意は・・・?
そしてこのシーンで彼らはあることに気がつきます。
一見、僕っ子女子の越水(こしみず)が雷を怖がった事と、
驚いて方便が出てしまった事に注意を向けてしまいますが、
実はこのシーンにあった伏線は「越水のピアスの穴」
でした。
彼女の高校では規則が相当厳しい、というエピソードを
本人が話しており、
それを知っていたコナンと白馬は
風になびいて一瞬見えた越水のピアスの穴を見逃さず、
彼女が現役高校生ではないことを見破ります。
この時、窓を閉めた服部は一瞬見えたピアスの穴を見逃しましたが、
彼女の
「何か分かった?納屋を調べてたみたいだけど・・・」
という発言から、
↓
雷が嫌いで部屋にこもっていたはずなのに、
窓から服部たちが納屋を調べているのを見ていた・・・
と嘘を見破り、
雷に驚いてしゃがんだ時に証拠である窓のネジを
拾って隠した、と推理しました。
それ以外にもたくさんの伏線がちりばめられていて、
何度も何度も読まないと話がつながらないややこしい
ストーリーなのですが、
何度も読むうちに細かい描写や伏線が解明されて
読み応えがありました!
事件は解決しましたが、
服部たちは犯人の思惑により脱出手段を絶たれ、
島に閉じ込められてしまいます。
(船の船長にもお金を払って口止めしていたようです)
しかしここで、
船に乗り込む前に服部が和葉に残した、
いざという時のメッセージが命をつなぎます。
そのメッセージとは、
「服部平次、ここにあり・・・」
と平次が帽子をつかんで放った言葉。
それは平次たちが乗った船の舳先に平次の帽子をくくりつけていた事でした。
それを目印にして和葉たちは無事、
平次たちのいる島に助けに来ることができたのです。
ここはちょっとツッコミたいのですが、
これってまあまあ分かりづらいメッセージちゃいまっか?
ここは和葉の愛のテレパシー的なカンが働くという
コナンあるあるで乗り切りましたが、
自分だったら絶対に気づかない自信ある!!
素直に
「ちょっと怪しいから船に帽子をひっかけておくから」
と言えばよかったのでは?
とまあ、それはいいとして、
服部平次の探偵としての熱い信念が
感じられる伏線回収がこちら!
服部平次の探偵としての熱い信念
いたんだね、君みたいな探偵・・・
ノブに血をつければ扉をブチ破り、
2階の窓越しに死体を置けば窓に飛び移り、
ガラスを割って突入する熱血探偵・・・
悪かったのォ・・・血の気が多て・・・
ううん・・・それが正解・・・
死を確信するまで、生を信じ抜く事が、
名探偵の名探偵たる所以だもの・・・
探偵として、事件を解決する事に固執していた白馬と時津は、
平次の荒い行動を
「現場を荒らしている、証拠が消えてしまう」
「我先に事件を解こうとした自分勝手な行動」
などと批判しました。
しかし平次は、探偵として、いかに未然に事件を防ぐか、
という信念、
そして探偵の前に人として、
命を救う事を最優先していた。
それゆえの荒い行動だった事。
そしてもちろんコナンも、平次と同じ行動を取り、
平次の人間らしい熱い信念をくみ取り、
「いや、全然・・・・」と返したのですね。
探偵として、人として、
同じ信念、価値観を持つコナンと平次。
お互い言葉には出しませんが、その共鳴する熱い魂が
通じ合う2人のカッコよさったらないですね!!!
今回の服部平次の行動によって、
彼の人としての精神レベルの高さ、
本当に大切なものとは何か・・・
いろいろな事を考えさせられ、
気づかせてくれる、
感動の神回でした!!
探偵甲子園が収録されているのはこちら↓
名探偵コナン(54) (少年サンデーコミックス)
名探偵コナン(55) (少年サンデーコミックス)
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名探偵コナンが見れるのは・・・↓