CFD取引とは何なのか、まずはそのポイントをまとめました。

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・原資産を購入せず、決済時における差額のみをやり取りする

・証拠金を元手に少ない資金で効率良く投資ができる

・預けた証拠金以上の損失を被るリスクがある

・世界中の株・商品・債券等の値動きに連動した銘柄が取引できる

・ほぼ24時間取引可能 

・売りからも入れるので下落局面にも対応できる

・業者・銘柄によってコストが違う

CFD取引は、現物株・株価指数・業種別指数や、商品・債券などの市場での値動きを反映しながら、実際に現物株(原資産)などを所有することなく、原市場と同様の取引ができ、かつその売買価格の差が損益になるという取引です。

CFDとはContract For Differenceの頭文字を取った略語です。日本語に訳すと「差金決済取引」と言い、1998年、イギリスで株の売買ごとに払う印紙税の対応として、機関投資家向けに開発された金融商品です。

CFD取引は、各銘柄で取引時間が異なりますが、株式取引などの取引所取引と比較して、取引が出来る時間が長いのが特徴で、仕事から帰宅後の夜間に取引することも可能です。したがって、平日忙しく働いているサラリーマンの方でも、自分の空いた時間に取引を行うことができます。

またCFD取引では売りから入る取引が可能です。例えば下降相場で価格が今後下がることを期待し、売りポジションを建て、より価格が下がった時点で買い取引でポジションを決済することで、その差額が利益になる取引です。

レバレッジとはテコの原理のことで、少ない証拠金で、その何倍もの金額のお取引が可能となります。レバレッジをかけることで、少ない証拠金で大きな取引が可能となり、投資効率を高めるという特徴があります。

FXや株式などと比較すると、まだ認知度は低いCFD取引ですが、CFD取引とFXを比較しながら、CFDがどのような商品なのかをみてみましょう。

FXで取引できるのは、アメリカドル対日本円やユーロ対日本円といった通貨ペアですが、CFD取引では世界各国の株価指数や商品などの取引をすることができます。

色々な銘柄に投資できるのが魅力のCFD取引ですが、銘柄ごとに取引時間などのルールが異なることがありますので、取引するためには正しい理解が必要です。

FXの場合、取引時間は全ての通貨ペアで同じです。しかし、CFDの場合は、銘柄ごとに取引時間が異なっています。

よくわからないまま取引してしまうと、投資金額よりも多くの損失を出してしまう恐れのあるCFD取引ではありますが、その点をよく理解したうえでリスクを上手にカバーできれば、他の金融商品にはないメリットがある取引だと思います。

幸い、ネット上ではCFD取引に関する色々な情報がでています。初心者向けの情報、マニア向けの情報もありますし、各証券会社のウェブサイトにも正確な説明が沢山でています。さらに本屋に行けば初心者向けの入門書も沢山あります。

自分で色々と勉強し、メリットだけでなくデメリットもよく理解した上で判断して取引を行うことが大切です。

See also  CFDとはContract For Difference(差金決済取引)と呼ばれる取引です。
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